雄物川流域の雨量増加 河川氾濫の危険性高く夜間の外出は控えて

ウェザーニュース

秋田県を中心とした東北北部で大雨が続いています。1時間あたりの雨量はピークに比べると落ち着いているものの、断続的に活発な雨雲が通過して、総雨量は依然として増加中です。特に河川の氾濫が相次ぎ、浸水はさらに拡大することも考えられるため、警戒を続けてください。

川の水位は上昇を続け氾濫拡大のおそれ

増水している雄物川流域を20時頃から活発な雨雲が通過し、1時間に10〜20mmのやや強い雨を降らせています。21時までの24時間雨量は秋田市・仁別で308.5mm、秋田市・岩見三内で209.5mm、仙北市・角館で222.5mmと増加中です。

雄物川上流には氾濫危険情報が発表されており、水位は上昇を続けています。雄物川下流にも氾濫注意情報が発表され、当面は水位が上昇する見通しです。

この後も断続的に活発な雨雲が通過

15日(土)深夜の雨雲の予想

雄物川流域では、現在の雨雲が抜けた後、深夜24時前後に再び活発な雨雲が通過するとみられます。さらに水位が上昇して、氾濫の発生するおそれがあるため警戒が必要です。

明日16日(日)未明から早朝には県北エリアで雨が強まり、他の河川でも氾濫が拡大する可能性があります。すでに暗くなっていますので、川の状況を見に行くのは絶対に避けてください。また、浸水が発生している所で夜間に移動するのは大変危険です。今夜はできるだけ安全な所でお過ごしください。