秋田・雄物川の水位は低下に転じる 雨が落ち着いてもしばらく警戒を

ウェザーニュース

今日16日(日)も秋田県を中心とする東北北部では雨が降っています。昨日に比べると湿った空気の流入が弱まりつつあり、午後は雨が落ち着く見込みです。雄物川の水位も下がり始めましたが、しばらくは水位の高い状況が続くため警戒をしてください。

土砂災害の危険度も高い

東北付近に停滞する梅雨前線の影響で、秋田県内では今日も雨の所が多くなっています。1時間の雨量は5～10mm程度と、昨日よりは弱まっている状況です。

雄物川に設置されている水位計はピークを過ぎたものが多く、緩やかながら低下基調へを変わってきました。午後には雨が収まるため、これ以上の水位上昇はないとみられます。

ただ、大きな川の水位はすぐには下がらず、しばらくは氾濫危険水位を上回った状況が続く見通しです。引き続き増水した川には近づかないようにしてください。


また、記録的な大雨になったことで土砂災害の危険度も依然として高く、11時15分の時点で秋田県の広い範囲や岩手県、山形県の一部に土砂災害警戒情報が発表中です。雨が止んだ後に土砂災害が起きるケースもありますので、この後も警戒が必要です。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）