福島・吾妻山で低周波地震が再び増加 気象台が情報を発表
ウェザーニュース / 2023年7月18日 10時25分
福島県・吾妻山では7月上旬頃から低周波地震が再び増加しています。
今日18日(火)、気象台は解説情報を発表しました。今後の火山活動の推移に留意してください。
噴火警戒レベルは1を継続
吾妻山では、大穴火口付近が震源と推定される低周波地震が7月上旬頃から再び増加しています。
6月19日から今日7月18日9時までの30日間の低周波地震は合計で41回観測しており、7月以降では36回発生しました(速報値による)。低周波地震を除く火山性地震について、増加は認められません。また、火山性微動については、5月12日以降は観測されていません。
浄土平に設置している傾斜計では、3月上旬以降、西(大穴火口)方向の隆起を示す緩やかな変化がみられています。6月19日に実施した現地調査により、大穴火口周辺の一部でわずかな地熱域の拡大がみられていますが、監視カメラによる観測では、大穴火口付近及びその周辺の噴気の状況や地熱域に特段の変化は認められません。
現在は噴火警戒レベルはレベル1(活火山であることに留意)が継続中です。
火山性微動、低周波地震とは?
火山性地震とは火山体またはその周辺で発生する火山性地震よりも継続時間の長いもので、震動の始まりと終わりがはっきりしないことが特徴です。地下のマグマや火山ガス、熱水などの流体の移動や振動が原因と考えられるものや、微小な地震が続けて発生したことによると考えられるものがあり、火山活動が活発化した時や火山が噴火した際に多く観測されます。
低周波地震は通常の地震波よりも周波数の低い微小な揺れで、 活動的な火山の地下で低周波地震が発生するケースがあることから、火山活動の監視などに活かされています。
大穴火口や燕沢火口列周辺では、火山ガスの噴出が認められており熱活動も継続していることから、火山灰や高温の土砂、熱水等が突発的に噴出する可能性があります。また、硫黄平橋周辺でも火山ガスに注意が必要です。地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
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