東北では夜遅くにかけて非常に激しい雨のおそれ 土砂災害などに警戒を

ウェザーニュース

今日19日(水)は梅雨前線が東北付近にかかり、前線上を低気圧が東へ移動しています。午前中は秋田市内などで土砂降りの雨となりました。

今夜遅くにかけて東北や北陸では非常に激しい雨の降るおそれがあり、土砂災害や河川増水などに警戒が必要です。

秋田市内で土砂降りの雨

東北や新潟県には梅雨前線に伴う雨雲がかかっていて、朝から雨の降っているところが多くなっています。局地的に雨雲が発達し、先日の大雨で大きな被害を受けた秋田市では、9時51分までの1時間に28.5mmの強い雨を観測しました。

秋田市内では一部で道路冠水が発生しているところがあり、河川も増水してきている状況です。秋田県には大雨警報が発表されている地域があり、秋田市には土砂災害警戒情報も発表されています。

東北や新潟は午後から非常に激しい雨のおそれ

雨の予想　19日(水)18時

このあとも東北や新潟県には前線による雨雲がかかり、雨の降りやすい状況が続きます。特に午後から深夜にかけては、前線上を進む低気圧が通過するためさらに雨の強まるおそれがあります。雷を伴って1時間に50mmを超える非常に激しい雨となるおそれがあり、場合によっては数時間激しい雨が続くことも考えられます。

道路冠水や河川の増水などに警戒が必要です。暗くなってからの移動や激しい雨の中の移動は危険を伴いますので、雨の落ち着いている昼間のうちに安全な場所へ移動するようにしてください。

また、先日までの大雨で地盤の緩んでいるところでは、土砂災害につながるおそれがあります。急な斜面など危険な場所に近づかず、増水した河川を見に行かないようにしてください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）