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東北で局地的に雨雲が発達 午後は関東甲信も雷雨に注意

ウェザーニュース / 2023年7月20日 11時30分

ウェザーニュース

今日20日(木)は大気の状態が不安定で、東北の内陸部では午前中から雨雲の発達している所があります。午後は関東甲信でも局地的な雷雨の可能性があるため、天気の急変に注意が必要です。

東北の雨雲はゆっくりと東に移動

東北は低気圧や梅雨前線が離れた後も天気が回復とは行きません。上空の寒気を伴った気圧の谷が接近している影響で大気の状態が不安定になっています。

内陸部や山沿いでは雨雲の発達している所があり、11時00分までの1時間には岩手県奥州市・衣川で9.5mm、西和賀町・湯田で7.0mm、宮城県仙台市で2.0mmを観測しました。雨雲全体は上空の風により東ないしは東南東にゆっくり移動するため、西側の空の変化に注意をしてください。

東北はこれまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、秋田県には大雨警報が発表されています。土砂災害の危険性が高い状況が続いていますので、警戒が必要です。

関東甲信は雨雲の急発達に注意

20日(木)夕方の雨雲の予想

関東甲信は気温が30℃を超えている所が多く、気圧の谷が近づく午後は大気の状態が一層不安定になります。内陸部や山沿いを中心に雨雲が発達し、短時間で天気が急変する見込みです。

局地的には1時間に30mmを超えるような激しい雨となり、雷や突風などを伴うおそれがあります。上空の風が弱いため雨雲が停滞しやすく、同じような所で激しい雨が続くと道路冠水が発生してもおかしくありません。

平野部でも異なる方向の風がぶつかることなどをきっかけにして、雨雲が発達する場合がありますので、空の変化には要注意です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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