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7月中旬は全国的に高温 関東や東北で平年を大幅に上回る

ウェザーニュース / 2023年7月21日 9時30分

ウェザーニュース

7月中旬は体温を大きく上回る暑さの日があるなど、全国的に気温が高くなりました。特に関東から東北の太平洋側で平年を大きく上回っています。

関東は梅雨明け前に猛烈な暑さ

7月中旬は太平洋高気圧が勢力を強め、梅雨前線が日本海に停滞することが多くなりました。このため、日本列島の上空には暖かな空気が流れ込みやすく、全国的に平年を上回る暑さになっています。

特に気温が高くなったのが関東から東北の太平洋側で、関東は平年より2.5℃、東北太平洋側は3.2℃も高くなりました。

関東では12日(水)と16日(日)~18日(火)にかけて体温を大きく上回る危険な暑さを観測。東京都八王子市では12日(水)に39.1℃、群馬県桐生市では16日(日)に39.7℃まで気温が上がっています。東京都心では10日のうち4日が35℃以上の猛暑日です。

雨は日本海側で多く、東北では大雨災害に

梅雨前線が日本海に停滞したため、降水量は日本海側で多く、太平洋側で少ない傾向となっています。

記録的な大雨によって、河川の氾濫などによる大きな被害に見舞われた秋田県など東北北部は平年の286%。平年の34%に留まった7月上旬から一転しました。東北南部や北陸、近畿日本海側も平年より多くなっています。

太平洋側は全般に平年よりも少なく、特に四国は平年の7%。まだ梅雨明けの発表はないものの、6月中旬以降は平年に比べて少ない状況が続いています。

昨日20日(木)に気象庁が発表した1か月予報によると、この先は気温が全国的に平年より高く、降水量は平年並みの予想です。

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