大型で非常に強い勢力の台風5号 沖縄では高波や強風に注意

ウェザーニュース

7月25日(火)6時現在、大型で非常に強い勢力の台風5号（トクスリ）はフィリピンの東を発達を続けながら、北西に進んでいます。週後半には台湾の西側を進むものの、沖縄では先島諸島を中心に高波や強い風の影響を受ける見込みです。

▼台風5号　7月25日(火) 6時
　中心位置　　　フィリピンの東
　大きさ階級　　大型
　強さ階級　　　非常に強い
　移動　　　　　北西　15 km/h
　中心気圧　　　935 hPa
　最大風速　　　50 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　70 m/s

先島諸島近海では大しけに

26日(水)21時の波浪予想

台風は海面水温が高く、発達に適した風の条件の海域を進んでおり、発達を続けています。明日26日(水)にかけてが発達のピークで、中心気圧は925hPaまで下がる予想です。大型ということもあり強い風の吹く範囲が広く、沖縄でも高波や強風の影響が出るとみられます。

特に先島諸島の近海では今日から波が高まり、明日26日(水)には大しけとなるおそれがあります。うねりも加わって波が非常に高くなるため、海には決して近づかないでください。

風の強まりにも注意が必要で、今日から明日にかけては東寄りの風が、明後日は南寄りの風が強く吹く見通しです。強い風は28日(金)頃にかけてつづくため、今日の午前中のうちに飛ばされやすいものは屋内へ片付けるなど、早めに備えを行ってください。


また、沖縄本島も含めて、台風周辺の非常に暖かく湿った空気の影響で局地的に雨雲が発達し、強い雨が断続的に降るおそれがあります。こまめに最新の情報を確認するようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風5号の名前「トクスリ（Doksuri）」は韓国が提案した名称で、わし（鷲）を意味する語からとられています。