沖縄本島に台風のスパイラルバンド 風雨が強まる

ウェザーニュース

台風6号の周囲を取り巻くスパイラルバンドと呼ばれる活発な雨雲の帯が、昼前から沖縄本島にかかってきました。今後は台風の接近に伴い断続的に風雨が強まる見込みです。

強弱を繰り返しながら風雨が勢いを増す

衛星画像やレーダー画像によると、台風6号はわずかながら東への移動をはじめているとみられます。それに伴って、台風の周囲を取り巻くスパイラルバンドが沖縄本島にかかってきました。


沖縄本島では雨や風が強まっていて、12時10分までの1時間には沖縄市・胡屋で12.5mmのやや強い雨が降り、那覇市では11時27分に最大瞬間風速24.2m/sを観測しています。

午後は台風がゆっくりと東に進み、活発な雨雲の帯が何度も通過する見込みです。雨や風は強弱を繰り返しつつ、次第に勢いを増してきますので、明日から明後日にかけて暴風や大雨に警戒が必要です。

特に沖縄本島や久米島ではすでに300～400mmの雨が降って、地盤が緩んでいると考えられます。土砂災害の危険性が高くなっていますので、台風接近の備えを行う場合も、危険な場所には近づかないようにしてください。