午前中から体温上回る危険な暑さ 東京都心の猛暑日は年間最多

ウェザーニュース

今日8月5日(土)も西日本から東北の広い範囲で暑さが厳しく、午前中から各地で35℃を上回っています。一部では体温を上回る危険な暑さになっており、外出時は最大限の熱中症対策が必要です。

ここ数日、同じような気圧配置で高温が続く

ここ数日は気圧配置に大きな変化がありません。台風6号周辺の非常に暖かな空気が日本付近に流れ込みやすい状況が続いていて、早い時間から気温が上昇しています。

11時00分までの最高気温は福井県坂井市・三国で37.7℃、富山市で37.5℃とすでに体温を上回るような暑さです。そのほか、埼玉県越谷市や大阪府堺市で36.8℃、福島市で36.4℃など76地点が35℃以上の猛暑日になっています。

東京都心は10時半過ぎに35℃に到達して、今年16日目の猛暑日。昨年記録した年間最多日数に並びました。

屋外での活動時はできる限りの熱中症対策を

5日(土)午後の暑さ指数(WBGT)の予想

午後にかけて35℃以上のエリアは拡大し、体温を上回る危険な暑さの所が多くなる予想です。

暑さ指数(WBGT)の予想でも、西日本から東日本の広範囲に最も危険なランクを示す濃い紫色の領域が広がり、上から2番目のランクを示す薄い紫色の領域は東北北部までみられます。

土曜日ということで、外出される方が多いと思われますが、ランクの高いエリアでは屋外の活動は出来るだけ避け、やむを得ない場合はこまめな水分補給や塩分補給、涼しい所での休憩などが欠かせません。室内で過ごす場合もエアコンで適正な室温を保ち、定期的に水分補給を行うようにしてください。