来週中頃は台風が日本海に進み北陸でフェーン現象か 40℃に迫る暑さの可能性

ウェザーニュース

台風6号は来週にかけて西日本に接近、上陸する可能性があります。現時点では日本海に進むとみられ、北陸ではフェーン現象によって顕著に気温が上がる予想です。

台風＋フェーン現象で気温上昇

台風が予想通りに進んだ場合、10日(木)には日本海に達する予想となっています。台風に向かって南東の風が強く吹き込み、北陸や東北日本海側では風が山越えとなってフェーン現象が発生する見通しです。

台風が北上して熱帯の空気を運んでくる所にフェーン現象が加わるため、気温がかなり高くなることが考えられます。

2019年8月には当時の台風10号が日本海に進んだタイミングで気温が上昇し、新潟県や石川県などで40℃以上を記録しました。今回も台風の進路次第では同様な状況になってもおかしくありません。

40℃に迫る所が多い予想

富山の気温変化

富山市のこの先の最高気温を見ると、南寄りの山越えの風が続くため、連日35℃を大きく上回る厳しい暑さが予想されています。その中でもピークになるのが9日(水)から10日(木)で、39℃まで上がる見込みです。

今日の時点の10日(木)の予想最高気温は富山市の他に新潟県上越市・高田や長岡市、金沢市で39℃、新潟市や山形県鶴岡市で38℃を予想しています。

台風の進路によって変わる可能性はあるものの、40℃に迫るか状況次第では超えるくらいになる見通しです。これまで以上に熱中症対策をしっかりと行ってください。