日本海側はフェーン現象で猛暑継続 太平洋側は暑さトーンダウン
ウェザーニュース / 2023年8月6日 11時45分
今日6日(日)は南寄りの風によってフェーン現象が発生している日本海側で午前中から体温並みの暑さとなり、猛暑が続いています。太平洋側は湿った空気の影響で雲が増え、暑さは若干落ち着きました。
関東などは昨日よりも気温の上昇ペースは鈍い
台風6号の東進に伴い、太平洋高気圧との気圧差が大きくなって、南寄りの風が強まっています。この風が山を越えてフェーン現象を引き起こしているため、日本海側は今日も午前中から厳しい暑さです。
11時30分までの最高気温は福井県坂井市・三国で38.6℃まで上昇。そのほか、鳥取市で37.7℃、山口市で36.9℃など日本海側を中心に高くなっています。昨日40℃を記録した福島県伊達市・梁川は36.8℃です。
一方で太平洋側は湿った空気の流入によって雲が増えたり雨が降ったりしていることで、気温の上昇が抑えられています。東京都心は33.8℃で、猛暑日には到達していません。
日本海側は特に熱中症リスクが高い
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202308/202308060195_box_img2_A.jpg?1691288320)
6日(日)午後の暑さ指数(WBGT)の予想
暑さ指数(WBGT)の予想でも、九州北部から北陸、東北にかけての日本海側に最も危険なランクを示す濃い紫色の領域が広がっています。関東は昨日ほど気温が高くないとはいえ蒸し暑く、一部では上から2番目のランクを示す薄い紫色の領域となっていて、熱中症のリスクは高めです。
日曜日ということで、外出される方が多いと思われますが、ランクの高いエリアでは屋外の活動は出来るだけ避け、やむを得ない場合はこまめな水分補給や塩分補給、涼しい所での休憩などが欠かせません。室内で過ごす場合もエアコンで適正な室温を保ち、定期的に水分補給を行うようにしてください。
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