ヨーロッパで低気圧急発達 ドイツ沿岸など30m/s前後の台風並み暴風か

ウェザーニュース

8月に入りヨーロッパ上空に寒気が流れ込んで、各地で大気の状態が不安定になっています。週明けは地中海から北上している低気圧と、西から進んできた低気圧が一つにまとまり、嵐となる見通しです。

バルト海や北海沿岸で荒天に

上空5500m付近で－18℃以下の、この時期としては強い寒気が大西洋からヨーロッパ上空に断続的に流れ込んでおり、低気圧が局地的に発達しています。

6日(日)の時点で地中海付近にある低気圧が北上し、イギリス付近から進んできた低気圧とまとまって、急速に発達する見込みです。

現地時間の7日(月)の朝には低気圧がバルト海に進み、デンマークやスウェーデンなどの北欧を中心に風が吹き荒れるとみられます。北西の風が吹き付けるドイツやオランダの北海沿岸も30m/s前後の暴風が予想され、影響が懸念されます。