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西日本太平洋側は大雨災害に厳重警戒 多い所では500mmを超えるおそれ

ウェザーニュース / 2023年8月7日 18時44分

ウェザーニュース

今日7日(月)は台風6号の前面を吹く湿った空気の影響で、西日本太平洋側では断続的に雨が強まっています。明日8日(火)以降は台風北上とともにさらに雨量が増加する予想で、河川の増水・氾濫や土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

24時間降水量がすでに300mm近い所も

南から暖かく湿った空気が流れ込み、紀伊半島南部や四国太平洋側、九州太平洋側では雨が降り続いています。局地的に雨雲が発達し、土砂降りの雨となっている所がある状況です。今朝は、奈良県南部や徳島県、高知県で1時間に50mmを超える非常に激しい雨を観測した所もありました。

18時20分までの24時間降水量は、高知県馬路村にあるアメダス魚梁瀬(やなせ)で295.0mmと、すでに300mm近くになっています。土の中の水分量も増加し、土砂災害の危険度が高い状況です。

台風は海上を進むため衰弱せず

9日(水)の予想天気図

台風6号は7日(月)17時現在、鹿児島県奄美大島の東の海上をゆっくりと北上しています。明日8日(火)は徐々に屋久島へ接近し、9日(水)には九州本土の西の海上をゆっくりと北上する見通しです。

上陸せず海上を進むため、台風の勢力は弱まらないとみられます。西日本太平洋側には台風の東側を吹く非常に強い暖湿気が次々に流れ込み、山の南東側を中心に激しい雨が続いて大雨となる予想です。

ウェザーニュース独自の予測は、10日(木)昼過ぎにかけての総降水量が、多い所では500mmを超える見通しになっています。特に九州は、台風本体の発達した雨雲がかかり続けることに加え、湿った空気が九州山地に吹きつけ続けることで同じような場所で雨雲が発達するとみられます。

場合によっては線状降水帯が発生するおそれもあり、低地の浸水や河川の増水・氾濫、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。川や斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。また、自治体からの避難情報等もこまめに確認し、早めに行動するようにしてください。

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