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台風離れても九州や四国で強雨 土砂災害や河川氾濫に警戒

ウェザーニュース / 2023年8月10日 9時0分

ウェザーニュース

台風6号は九州から次第に離れ、まもなく朝鮮半島に上陸する見込みです。台風が離れても南から湿った空気が流れ込むことで九州や四国は雨が強く降っており、引き続き土砂災害や河川の氾濫に警戒をしてください。

四国では記録的な雨量の所も

台風は長崎県対馬の北西を進んでおり、中心を取り巻く活発な雨雲が対馬の一部にかかっています。また、台風に向かって吹き込む湿った空気の影響で、活発な雨雲の帯が何本も形成され、九州や四国では局地的に雨が強まっている状況です。

10日(木)8時50分までの24時間で高知県いの町・本川では606.0mmの大雨を観測。そのほか、鹿児島県や宮崎県の多い所で300mm以上に達しました。

引き続き土砂災害の危険度が高い

土砂災害危険度マップ

九州や四国では広い範囲で土砂災害の危険度が高くなっており、特に鹿児島県の大隅地方から宮崎県、大分県にかけてや、高知県中部では広範囲が「警戒」を示す赤色の領域、一部には「危険」を示す紫色の領域です。

8時30分の時点で鹿児島県、宮崎県、大分県、佐賀県、高知県、愛媛県に土砂災害警戒情報が発表され、増水している河川も多くなっています。

これから午後にかけても局地的に雨の強まる所があるため、引き続き急な斜面や増水した川など危険な所には近づかないようにしてください。

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