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四国で局地的に非常に激しい雨 土砂災害に警戒を

ウェザーニュース / 2023年8月11日 11時0分

ウェザーニュース

西日本などに大雨をもたらした台風6号は、今日3時に朝鮮半島で勢力を落として熱帯低気圧に変わりました。ただ、熱帯低気圧は南から湿った空気を引く込んでいるため、西日本では引き続き局地的に雨雲が発達し、非常に激しい雨が降っています。

台風6号の接近前からの雨量が多くなっている四国では、土砂災害等に警戒を続けてください。

高知で1時間68mmの非常に激しい雨

台風6号が朝鮮半島に上陸したあとも、台風の南側では暖かく湿った空気が引き込まれていて、風向きの変わる場所などで雨雲が発達しやすくなっています。

昼の時点では高知県西部や広島県を中心に雨が続いています。高知県のアメダス鳥形山では、11時50分までの1時間に68.0mmの非常に激しい雨を観測しました。

午後も断続的に雨が続き、一時的に雨が強まるおそれがあります。

土砂災害のリスク高い状況続く

台風6号の接近前から断続的に雨の降っていた西日本の太平洋側では、期間を通しての雨量が多くなっています。7月30日からの総雨量は、宮崎県のアメダス神門で1000mmを超えているほか、高知県のアメダス本川でも996.5mmと1000mmに迫っています。

日本国内の中では元々雨の多い地域ではありますが、地盤が緩んで土砂災害が発生しやすくなっていることが想定されます。平常時よりも少ない雨で土砂災害が発生する可能性もあるため、傾斜地の近くや土砂災害警戒区域などの危険な場所には近づかないようにしてください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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