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ハリケーンが180度経線を越える予想 明日にも台風8号(ドーラ)登場か

ウェザーニュース / 2023年8月11日 15時30分

ウェザーニュース

ミッドウェー諸島近海の西経域をハリケーンDORA(ドーラ)が西進しています。

このハリケーンは勢力を維持したまま180度経線を越えて、気象庁の監視領域である東経域に入る予想で、明日12日(土)にも「台風8号(ドーラ)」になる可能性があります。

西経域から来る低気圧が台風になれば5年ぶり

国連 世界気象機関(WMO)の資料より

気象庁の台風の監視領域は、北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)・南シナ海と決まっていて、その領域に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s以上のものが台風と呼ばれます。

このため、西経域から進んできたハリケーンや発達した熱帯低気圧(トロピカルストーム)が東経域に入ると、監視担当機関がアメリカの中部太平洋ハリケーンセンター(CPHC)から気象庁に引き継がれ、「台風」と呼ばれることになります。

域外から入るのは数年に一度程度の頻度であり、前回は2018年台風17号(ヘクター)がトロピカルストームから台風に変わりました。

ハリケーンDORA(ドーラ)が台風になれば5年ぶりのことになります。名前はそのまま引き継がれ「台風8号(ドーラ)」になる見通しです。
» 関連記事 台風が「域外に出る」ことも

日本への影響はなし

中部太平洋ハリケーンセンターによる予報

8月1日にメキシコ沖の東太平洋で発生したトロピカルストームはアメリカの国立ハリケーンセンター(NHC)にDORAと名付けられ、発達してハリケーンになりました。途中で監視担当機関がNHCからCPHCに引き継がれ、最盛期には上から2番目に強い「カテゴリ4」のハリケーンにまで発達していました。

CPHCによると、ハリケーンDORA(ドーラ)は西北西に進みながら次第に勢力を落とす予想で、来週前半にはウェーク島近海で熱帯低気圧になる予想となっています。日本への影響はありません。

8月2つ目の台風に

平年の台風発生数

今年8月は台風が1つ(台風7号)発生していて、もしDORAが台風になれば2つ目の台風となります。

8月の台風発生数の平年値は5.7個で、一年の中でも一番台風の発生が多くなる時期です。これからの時期に備えて台風対策・大雨対策を整えるようにしてください。

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