岩手県で12時間500mm超の記録的大雨 今日も雨雲が発達するおそれ
ウェザーニュース / 2023年8月14日 9時15分
岩手県の沿岸部では昨日13日(日)夕方から今日14日(月)の未明にかけて、局地的に猛烈な雨が降りました。12時間で500mmを超える記録的な大雨になっています。
年間降水量の4割の雨が一気に降る
日本の東の海上から東北太平洋側にかけて前線が伸び、台風7号の北上に伴って前線に向かって非常に湿った空気が流れ込んでいます。昨夜は上空の気圧の谷が通過した影響で雨雲が発達し、特に東寄りの風が吹き付ける形になった岩手県の沿岸では、ごく狭い範囲で猛烈な雨が降り続きました。
岩手県岩泉町・小本では20時01分までの1時間に124.5mmの雨を観測し、今朝までの雨量は574.5mmに達しました。これは小本での年間降水量の4割近くに当たる量です。
現在は雨が小康状態となっていますが、土砂災害の危険度は依然として高く、土砂災害警戒情報は継続中です。
今日も局地的に猛烈な雨のおそれ
14日(月)夜の雨雲の予想
今日も前線はほとんど停滞しており、岩手県など東北の太平洋側では雨雲の発生しやすい状況が続いています。特に午後は雨雲が局地的に発達して、今夜にかけて1時間に80mmを超えるような猛烈な雨が再び降ってもおかしくありません。
昨夜とは雨雲の発達する場所が少し変化する可能性がありますので、東北太平洋側では局地的な大雨による土砂災害や道路冠水、河川の急な増水などに警戒が必要です。
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