鳥取市 千代川が氾濫のおそれ 警戒レベル4相当の氾濫危険情報発表

ウェザーニュース

台風7号による大雨の影響で、鳥取市を流れる千代川（せんだいがわ）が増水し、氾濫危険情報（警戒レベル4相当）が発表されました。

氾濫危険水位に達したのは千代川の用瀬水位観測所（鳥取市）で、もし氾濫が発生すると鳥取市で浸水被害が発生するおそれがあります。

まだ周囲の浸水が始まっていない場合は安全な場所へ避難するようにしてください。既に周囲の浸水が始まっている場合は、建物内の少しでも崖や斜面から離れた場所や浸水しにくい上の階に移動するなど、身の安全を確保して過ごすようにしてください。

大雨特別警報が発表中

ウェザーニュースアプリ　レーダー河川モードより

台風7号の接近前から紀伊半島南部などで雨量がかさみましたが、日本海側の一部地域でも雨が強まり、鳥取市周辺では24時間に500mm前後の雨が降ったとみられます。この地域としては記録的な大雨で、既に災害が発生している可能性があります。

この雨は夜のはじめ頃までがピークで次第に弱まる見通しですが、引き続き土砂災害や低地の浸水、河川の増水・はん濫等に警戒してください。

雨が弱まったあとも川の水位は上昇するおそれがありますので、状況が気になっても川の様子を見に行ったりしないようにしてください。


土砂災害の危険度も高まっています。崖や川の近くなど土砂災害の発生するおそれのある地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難勧告などの情報に注意してください。