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寝苦しい時期に知っておきたい! 布団の中の「快眠温度」と「快眠湿度」を保つコツ

ウェザーニュース / 2023年8月24日 5時10分

ウェザーニュース

暑い毎日が続き、高齢者などが熱中症になるニュースも流れてきます。特に夜間は気づかぬうちに熱中症になってしまうおそれもあるので、エアコンを上手に使って予防する必要があります。

ウェザーニュースで睡眠中のエアコン使用に関するアンケート調査を実施したところ、「一晩中つけている」が最も多く全体の約6割を占める結果に。さらに、「タイマーで切れるようにしている」が23%、「寝る前に切っている」が18%と続きます。

熱中症を予防するためには、夜寝るときのエアコン設定を間違えないようにしないといけません。とはいえ、冷房の効きすぎた部屋では極端に体温が下がってしまい、体調不良を起こすこともあります。

夏は室内環境のバランスを取るのが難しい時期ですが、快適に眠るためには、どのように室内環境を整えたら良いのでしょうか。

エアコンをつけても寝苦しさを感じる人が多い

三菱電機 霧ヶ峰PR事務局がこの問題を調査していたので、同事務局に伺いました。

「私たちは、2023年6月16~18日の期間、小学生以下の子どもがいる夫婦(東京・大阪在住の男女600名)を対象に、「夏の就寝時に関する調査」を実地しました。

調査によってわかったのは、50.3%の人が、就寝時にエアコンを使用しているにも関わらず“寝苦しさ”に悩んでいることでした。この結果から、エアコンをうまく活用できていない方が多いことがうかがえます」(三菱電機 霧ヶ峰PR事務局)

快眠の決め手は、布団の中の「快眠温度」と「快眠湿度」

睡眠環境プランナーの三橋美穂(みはし・みほ)さんに、快適な睡眠に導くエアコンの使い方を教えていただきましょう。

「布団の中の快眠温度は約33℃、快眠湿度は約50%です。この温度と湿度になるよう睡眠環境をコントロールしてください。

そのためには、就寝時のエアコンの設定温度は、寝る際の寝具に合わせて設定する必要があります。具体的には、タオルケットを掛けている場合は27~28℃、肌掛け布団を掛けている場合は25~26℃です。

そして、快眠のためには、タイマーを使わず“一晩中つけっぱなし”にすることがオススメです。三菱電機の試験結果では、夏場の睡眠中にエアコンが切れると1時間後には1.5°C〜2.5°Cの室温上昇が確認されています(外気温30°C・外気湿度75%)。睡眠中に室温が上昇することで目が覚め、睡眠の質が低下する可能性があるのです。

また、除湿運転ではなく通常の冷房運転でつけっぱなしにしてください。除湿運転では温度設定ができないのと、通常の冷房運転でも十分に除湿が可能だからです。

湿度を低く抑えるためには、通気性の高い敷きパッドを使いましょう」(三橋さん)

電気代などの悩みを解決するには

エアコンをつけっぱなしにすると、電気代も気になります。

「三菱電機 霧ヶ峰PR事務局の調査によると、エアコン使用時のお悩みの1位は“電気代が高くなる”(66.7%)でした。

電気代が気になる場合は、設定温度を28℃にしてエアコンを一晩中つけ、通気性が高い敷きパッドを活用するのがおすすめです。背中がマットレスに密着していると背中が蒸れ、不快感で目が覚めてしまうからです。

また、横向きで寝て背中の蒸れを防ぐのもおすすめします。抱き枕を使うと体の圧力が分散されるので、横向きで長時間眠ることができます」(三橋さん)

これらのアドバイスを取り入れて、よりよい睡眠を得たいものです。暑くて寝苦しい真夏の夜は、エアコンを上手に使って乗り切りましょう。

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