熱帯低気圧が日本の南を西進　台風にはならずも明後日頃から太平洋側に影響

ウェザーニュース / 2023年8月20日 18時0分

ウェザーニュース

昨日発生した熱帯低気圧は、日本の南の海上をゆっくりと西進しています。明後日22日(火)頃から西日本や東日本の太平洋側に影響が出てくる見込みです。

次第に大きな雲の渦に

熱帯低気圧の中心の南側から東側にかけて活発な雲が広がっています。少しずつ渦を巻くような形になり、熱帯低気圧の中心周辺でも雲がまとまってきました。

反時計回りの渦は非常に大きく、風はそれほど強まっていません。今後も風の強まりはない見通しで、台風まで発達する可能性が低いとみています。

西日本を中心に雨量増加の可能性

22日(火)の天気図と降水の予想

明後日22日(火)には熱帯低気圧が紀伊半島の沖に達し、西日本から東日本の太平洋側には湿った空気が流れ込みやすくなります。東寄りの風が山にぶつかるような地域を中心に雨が降りやすくなる見込みです。

その後は北西に進んで、23日(水)には西日本に近づく予想となっています。熱帯低気圧周辺の活発な雨雲がかかるため、局地的に雨が強まる見通しです。

24日(木)にかけて湿った空気の流入が続くため、西日本の太平洋側では雨量が増加する可能性があります。大雨に注意が必要です。