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台風9号は発達して強い勢力に 台風10号はあまり発達せず足早に北上

ウェザーニュース / 2023年8月26日 7時10分

ウェザーニュース

8月26日(土)6時現在、台風9号(サオラー)と台風10号(ダムレイ)の二つの台風が太平洋にあります。

西側の台風9号はフィリピンの東をゆっくりと進んで発達し、昨夜21時に「強い」勢力になりました。一方、台風10号はさほど発達しないまま足早に北上しています。

▼台風9号 8月26日(土)6時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     南南西 ゆっくり
 中心気圧   975 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s

▼台風10号 8月26日(土)6時
 中心位置   南鳥島近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北北西 35 km/h
 中心気圧   994 hPa
 最大風速   20 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 30 m/s


台風9号 ほとんど同じ場所で発達 沖縄に影響も

台風9号は発生してからほとんど位置を変えておらず、この先も数日間ほとんど同じ場所にとどまる見込みです。海面水温や上空の風の流れなどの条件が発達に適しているため、28日(月)までに非常に強い勢力となる予想です。

週中頃からは次第に北上し始め、台湾方面に進可能性が高くなっています。沖縄の先島諸島では波が高まり風も強まるおそれがあるため、今後の情報に注意してください。

台風10号 あまり発達せず足早に北上

台風10号はさほど発達しておらず、この先も暴風域は伴わない見込みです。8月27日(日)〜28日(月)にかけて東日本や北日本の東を足早に北上する予想となっていますが、勢力がそれほど強くないことや、陸地から離れて通る予想のため、国内への影響は限定的になる見通しです。

台風の外側を取り巻く雲の分布次第では、一時的に雨が強まる可能性はあるため、念のため雨の情報に注意してください。

2つの台風とは別の「低圧部」にも注目

台風9号・台風10号の二つの台風とは別に、マリアナ諸島には「低圧部」が解析されています。これは台風10号を発生させたモンスーントラフの一部ですが、世界各国の気象シミュレーションモデルを複合すると、この付近に新たな熱帯低気圧が発生する可能性が高まっているといえそうです。

かなり発達して9月の上旬に日本列島の近くに北上してくることを示唆する計算結果もあり、今後の動向を注視すべき状況になりそうです。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風9号の名前「サオラー(Saola)」はベトナムが提案した名称で、ベトナムレイヨウという動物のことです。台風10号の名前「ダムレイ(Damrey)」はカンボジアが提案した名称で、「象」を意味するクメール語からとられています。

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