週間天気予報 西、東日本は残暑 熱帯低気圧の動向に注意
ウェザーニュース / 2023年8月27日 5時55分
・北日本は秋雨前線の影響受ける日も
・台風9号/10号や熱帯低気圧も注視
東日本や西日本では残暑が続き、北日本は秋雨前線の影響を受ける日がありそうです。台風9号・台風10号や熱帯低気圧の動向にも注視が必要です。
東日本や西日本は残暑続く
東日本や西日本付近には東から太平洋高気圧が張り出すため晴れる日が多くなる予想です。このため気温が高く、最高気温が35℃前後の真夏の時期のような暑さが続く見通しです。厳しい残暑となるため、引き続き熱中症予防を心がけてください。
一方で、太平洋高気圧の周囲をまわる暖かく湿った空気が流れ込みやすい気圧配置でもあるため、夕立やゲリラ雷雨の発生しやすい状況が続きます。晴れていても急な雨が心配です。
北日本は秋雨前線の影響受ける日も
日本海〜北日本付近では秋雨前線が明瞭になる日がありそうです。この停滞前線や湿った空気、低気圧などの影響で、北日本では北海道を中心に曇りの日が多く、雨の降る日があります。
前線の停滞の状況次第では雨量がかさんで地盤が緩むおそれもあります。雨が降り続く場合には土砂災害や河川の増水等に注意してください。
台風9号・台風10号や熱帯低気圧も注視
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202308/202308270035_box_img2_A.jpg?1693030162)
予想天気図 27日(日)9時
東側の台風10号はさほど発達しないまま日本の東を足早に北上し、週前半には日本からは離れる予想です。勢力がそれほど強くないことや、陸地から離れて通る予想のため、国内への影響は限定的になる見通しです。
西側の台風9号はこの先も数日間ほとんど同じ場所にとどまる見込みで、猛烈な勢力にまで発達する予想です。週中頃からは次第に北上し始め、台湾方面に進可能性が高くなっています。沖縄の先島諸島では波が高まり風も強まるおそれがあるため、今後の情報に注意してください。
また、これら2つの台風とは別に、マリアナ諸島付近では新たな熱帯低気圧が発生する予想です。発達して次の週末以降に日本列島に近づく可能性もあるため注視が必要です。
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