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台風9号は発達して目がクッキリ 台風10号は足早に本州接近へ

ウェザーニュース / 2023年8月27日 11時0分

ウェザーニュース

8月27日(日)9時現在、台風9号(サオラー)と台風10号(ダムレイ)の二つの台風が太平洋にあります。

西側の非常に強い台風9号はフィリピン東の海上をゆっくりと南に進んでいます。今後は猛烈な勢力に発達する予想で、明日以降は次第に北上に転じて週中頃には沖縄が大しけとなるおそれがあります。

東側の台風10号はさほど発達しないものの、足早に本州に近づいてくる見込みです。今日から東日本などに湿った東風をもたらし間接的に雨を降らせています。

▼台風9号 8月27日(日)9時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     南 ゆっくり
 中心気圧   935 hPa
 最大風速   50 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 70 m/s

▼台風10号 8月27日(日)6時
 中心位置   日本の東
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北西 45 km/h
 中心気圧   990 hPa
 最大風速   23 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s


台風9号 猛烈な勢力となる予想

気象衛星画像 27日(日)10時

上空の風が弱いため、台風9号の動きは非常に鈍くなっています。海面水温や上空の風の流れなどの条件が発達に適しているため、急速に勢力を強めており衛星写真で見ても台風の目がクッキリと映っています。今後も発達を続け、29日(火)には猛烈な勢力となる予想です。

その後はやや勢力を弱めるものの、北寄りに進路を転向して31日(木)頃には非常に強い勢力を維持したまま台湾に接近する予想です。29日(火)頃からは沖縄では波が高まり大しけとなります。特に先島諸島では台風から離れていても高波や強風に警戒してください。

台風10号 明日から次第に影響

台風10号は昨日よりもさらに速度を上げて日本の東の海上を北西に進んでいます。この後は一時的に暴風域が発生する可能性がありますが、発達は限定的となる予想です。

明日28日(月)には東北東の海上に接近、その後は進路を東寄りに変えて日本から離れていく予想です。台風の接近に伴い、関東や北日本太平洋側では沿岸部を中心に風が強まり、波が高くなるおそれがあります。一時的に雨雲が流れ込む可能性もあるため、強風や高波に加えて横殴りの雨にも注意が必要です。波や風の影響も少なからずあるため、海のレジャーは控えるようにしてください。

2つの台風とは別の熱帯低気圧にも注目

台風9号・台風10号の二つの台風とは別に、27日(日)9時現在、気象庁はマリアナ諸島に熱帯低気圧を解析し、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。次に台風が発生すると「台風11号」と呼ばれます。

世界各国の気象シミュレーションモデルの中には、この台風がかなり発達して9月上旬に日本列島の近くに北上してくることを示唆する計算結果があります。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風9号の名前「サオラー(Saola)」はベトナムが提案した名称で、ベトナムレイヨウという動物のことです。台風10号の名前「ダムレイ(Damrey)」はカンボジアが提案した名称で、「象」を意味するクメール語からとられています。

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