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デラウェアの美味しい保存方法 JA全農がオススメ

ウェザーニュース / 2023年9月9日 5時10分

ウェザーニュース

そろそろ露地栽培のブドウがトップシーズンを迎えます。中でも価格も手ごろで手軽に食べられるデラウェアは、大粒品種より早く出てきて人気があります。

デラウェアは2~3房ずつ透明ケース入りで販売されていることが多いのですが、一度に食べきれない場合のオススメの保存法があるといいます。山形県天童市の果樹農園、hiro.smile.farmの後藤広美さんに伺いました。

山形県が生産量日本一

ブドウ全体の生産量は山梨県がトップですが、デラウェアに限ると山形県が生産量日本一を誇っています。

「種がなく、糖度と酸味のバランスがいいので、うちでもシャインマスカットと並んで人気の品種になっています。デラウェアは7~9月まで収穫が続きます。

今年の山形は4月の遅霜で生育に影響が出て、7月に入ってからは気温が高い日が続いたため着色が進みにくかったのですが、しっかりと生産管理を行ったことで高品質に仕上げることができました」(後藤さん)

冷凍するとシャーベット状に

一度に食べきれない時、デラウェアは冷凍保存がオススメだそうです。

「デラウェアは糖度が高いので、冷凍してもカチカチにならずシャーベットのような食感になります。甘さも凝縮されますし、食べたいときに少しずつ食べることができるのでオススメです。以前にJA全農でも紹介され、話題になりました。

冷凍方法は簡単で、そのまま房ごとキチンペーパーやラップなどで包むか、ポリ袋などに入れて冷凍庫に入れるだけ。食べる時は食べたい分だけを房から取って流水に数秒さらしてから食べましょう。

本当は皮と果肉の間が糖度が高いので、皮ごと食べるのがおいしいのですが、気になる場合は皮を剥いてください。食べる際に少し外に出しておくか、水をかければ皮はツルンと簡単にむくことができます」(後藤さん)

洗わずに保存するのがポイント

冷凍しない場合の保存法にもポイントがあるそうです。

「ブドウには皮に『ブルーム』という白い粉がついています。これはブドウのミネラル分がにじみ出たものですが、果肉の水分を逃がさず鮮度を保つ役割をはたしているので、冷凍しない場合もブルームを落さないように、洗わずに保存するのがポイントです。

房ごとやさしく新聞紙やキッチンペーパーで包んでから冷蔵庫の野菜室に入れます。新聞紙を使う場合は、軽くもんで柔らかくしてから包むようにしてください。これで3~5日は保存できます」(後藤さん)

ブドウにはその名の通り、ブドウ糖が含まれています。糖類の中でも特に吸収が速く、素早くエネルギーになるので、疲れたときなどにはいいでしょう。またデラウェアは皮ごと食べれば体の老化防止が期待できる抗酸化物質ポリフェノールを摂ることもできます。

夏バテ気味だと感じたら、デラウェアで栄養補給するのも良いかもしれませんね。

参考資料など

取材協力:hiro.smile.farm(https://www.instagram.com/hiro.smile.farm/)

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