関東の大雨は峠越えも夕方から再び強雨 今夜以降は東北も警戒

ウェザーニュース

台風13号の影響で早朝から続いていた千葉県を中心とした関東の大雨は、午後になって峠を越えました。ただ、夕方から夜にかけて再び雨の強まる可能性が残っており、油断はできません。

活発な雨雲が北上

台風の北側に形成されたシアーライン(風の流れが変化する境界線)や局地的な低気圧に伴う雨雲は、千葉県北東部から茨城県南部に移動しています。14時00分までの1時間には千葉県香取市で52.0mmの非常に激しい雨、茨城県鹿嶋市で48.0mmの激しい雨を観測しました。

24時間雨量が300mmを超える記録的大雨になった千葉県南部は雨が弱まったものの、土砂災害や河川氾濫の危険性の高い状態が続いています。また、伊豆諸島から北東に伸びる活発な雨雲の帯がゆっくりと北上する見込みです。

夕方以降、再び千葉県に強い雨を降らせる可能性がありますので、急な斜面や増水した川には近づかず、自治体の避難情報に従って安全な所で過ごすようにしてください。

今夜から明日は北日本でも激しい雨のおそれ

9日(土)0時の雨雲の予想

台風の北上に伴って、活発な雨雲は今夜以降、東北方面に移っていきます。

特に太平洋側を中心に雨が強まりやすく、今夜遅くから明日9日(土)の未明にかけては福島県や宮城県など南部、明日朝は岩手県を中心とした北部で局地的に激しい雨が降る見込みです。

その後は北海道も雨の範囲が広がって、明日の午後は道東の太平洋側で雨が強まるとみられます。道路冠水や河川の増水、土砂災害などのおそれがありますので、十分な注意が必要です。