活発な雨雲は北関東から東北へ 台風弱まっても引き続き強雨警戒

ウェザーニュース

台風13号は東海沖で勢力を弱めています。その一方で関東には依然として活発な雨雲が広がり、茨城県付近では17時半過ぎに線状降水帯が解析されました。東北でも雨が強まっており、引き続き警戒が必要です。

茨城県で線状降水帯を解析

台風の北側に広がる活発な雨雲がゆっくり北上し、北関東から東北南部に広がっています。茨城県付近では線状降水帯が解析され、記録的短時間大雨情報が相次いで発表されました。

断続的な激しい雨で土砂災害や浸水の危険性が高まっているため、18時00分の時点で福島県、茨城県、千葉県に土砂災害警戒情報や大雨警報、洪水警報が発表中です。

関東では今夜にかけて雨の強まりやすい状況が続く見込みで、引き続き災害の発生に警戒をしてください。

明日は北日本が雨の中心に

9日(土)朝の雨雲の予想

今夜遅くなると関東の雨は収まり、雨の中心は東北の太平洋側に移っていきます。東北南部では明日9日(土)の早朝まで、北部では昼頃まで局地的に雨が強まる見込みです。

活発な雨雲はさらに北上を続け、明日の午後には北海道の太平洋側に達するとみられます。関東ほどの大雨にはならないものの、台風由来の非常に湿った空気によって雨雲が発達しやすくなりますので、短時間強雨による道路冠水や河川の急な増水などに十分な注意が必要です。