四国に発達した雨雲が接近 激しい雷雨や大雨に警戒
ウェザーニュース / 2023年9月10日 9時30分
今日10日(日)は発達した雨雲が太平洋から四国エリアに流れ込み始めています。西日本では太平洋側を中心に激しい雷雨や大雨に警戒が必要です。
大気の状態が不安定に
![](http://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202309/202309100065_box_img0_A.jpg?1694305795)
九州の南岸の上空には「寒冷渦」と呼ばれる低気圧があり、西日本の上空約5,500mにはー6℃の寒気が広がっています。一方、本州の南岸にある太平洋高気圧と沖縄の南岸にある低気圧が南からは暖かく湿った空気が供給され、大気の状態が不安定になっています。
四国の南岸にはすでに発達した雨雲が発生しており、高知県清水では9時20分までの1時間に60mmの非常に激しい雨を観測しました。衛星からの写真を見ても雲に立体感があり、空高くまで発達している様子が分かります。
太平洋側を中心に大雨に要警戒
今日はこの発達した雨雲が北上しながら次々と流れ込み、西日本太平洋側を中心に激しい雨を降らせる予想です。日差しが届いていても天気の急変に注意してください。
陸地での雨雲の急発生や落雷、突風にも注意が必要です。低地では道路冠水が発生するおそれもあります。南の空からモクモクとした積乱雲が迫ってきたら天気急変のサインです。荒天の間は外出を控えて屋内で安全を確保するようにしてください。
参考資料など
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構
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