沖縄本島で二重の虹が出現 今日は変わりやすい天気に

ウェザーニュース

今日22日(金)は湿った空気の影響で沖縄周辺には、雨雲が点在しています。日の出後に沖縄本島の西側に雨雲があり、隙間から日差しが届いたことによって、虹が所々で虹が見られました。

虹の外側にもうっすらと副虹が出現し、ダブルレインボーを楽しめたところも多くなったようです。

濃い虹は“主虹”、外側の薄い虹は“副虹”と呼ばれる

虹は空気中の水滴が太陽光を反射して見える現象です。光が空気中の水滴に屈折して入り、水滴の中で1回反射して、さらに屈折して水滴から出ていった時に現れます。光は波長によって屈折率が異なるので、「赤、橙（だいだい）、黄、緑、青、藍（あい）、紫」の7色に分かれるのです。

また、二重の虹は、普通の虹の外側に少し薄く虹が見える現象で、内側のはっきりと映る虹は主虹、ぼやけることの多い外側の虹は副虹と呼んで区別されます。主虹が水滴の中で1回反射するのに対し、副虹は水滴の中で2回反射します。このため、見える色の順番が主虹とは反対になり、虹の内側が赤色に見えるのです。

夕方も虹が見られるチャンスあるかも

今日の沖縄周辺は変わりやすい天気となります。湿った空気の影響で、周辺には細かい雨雲が点在し、雨雲がかかるとザッと強い雨を降らせます。

一日を通して同じような天気が続くため、夕方には東の空に虹が見られるかもしれません。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）