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秋はスズメバチが攻撃的に 刺されないための行動のポイント

ウェザーニュース / 2023年9月23日 13時0分

ウェザーニュース

⽇本では毎年10〜20名がハチの被害で亡くなるといいますが、なかでも「晩夏から秋はスズメバチに注意したい」と⾍ケア⽤品最⼤⼿のアース製薬は呼びかけます。この時期に気を付けるべき対策⽅法を教えていただきましょう。

この時期のスズメバチには注意が必要?

秋になるとスズメバチは、攻撃的になるといいます。

「刺される危険があるのは、ハチの巣やハチ⾃体へ刺激を与えた時です。スズメバチが危険を感じ、巣や⼥王バチを守ろうとして、攻撃してくるのです。

⼥王バチは4〜5⽉に1匹で巣を作り、個体数を増やしながら巣を⼤きくしていき、9〜11⽉頃は、来年⼥王となる次期⼥王が誕⽣する⼤切な時期でもあります。

種類にもよりますが、1つの巣で1000匹を超えることもあります。つまり、秋はスズメバチにとっても⼤事な時期なので、巣を守ろうと攻撃性も⾼まります」

「巣があることに気が付かずハチと遭遇してしまったら、⾛らず、声を出さずに静かにゆっくりと後ずさりしてその場を離れます。
また、スズメバチは⼤きな⾳や激しい動きに敏感なため、悲鳴を上げたり、慌てて⼿で払おうとしてはいけません。スズメバチは攻撃されたと感じてしまうからです。できるだけ静かに⾏動しましょう」

「刺されたら冷やす」が基本

万が一、スズメバチに刺されてしまったらどうしたらよいのでしょうか。

「刺された部分だけの痛みや腫れという軽い症状だけであれば、安全な場所で安静にして、刺された部分を冷却して様⼦を⾒てください。

ただし、アナフィラキシーショックを起こすことがあります。刺された部分の局所的な症状だけでなく、蕁⿇疹(じんましん)や、⾎圧低下、呼吸困難という全⾝症状が⾒られたら、直ぐに医療機関への搬送が必要です」

刺されないための行動のポイント

スズメバチの被害に遭わないようにするには、どうしたらよいのでしょうか。

「⽇中、⼭などに出かけるときはスズメバチが攻撃的になりやすい⿊⾊の服や帽⼦、興奮させる原因となる⾹⽔や化粧品、整髪料など⼈⼯的な強いニオイのものも⾝につけないようにします」

もし、⾃宅周辺でスズメバチの巣を⾒つけたらどうしたらよいのでしょうか。

「スズメバチは⼤きな⾳や激しい動きに敏感です。悲鳴を上げたり、慌てて⼿で払おうとしてはいけません。スズメバチは攻撃されたと感じてしまうからです。

この時期は巣の⼤きさが25cmを超えることもあります。このサイズの巣を⾒つけた時には、専⾨の駆除業者に相談してください。または、巣に近づかなくても設置するだけで駆除できる、駆除エサタイプの巣の駆除剤などを使⽤してください」

登山やハイキング、キャンプなどが楽しい季節です。スズメバチの生態を知ったうえで、刺されないように気をつけましょう。

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