春と秋に旬を迎えるじゃがいも 栄養を逃さず調理する方法とは
ウェザーニュース / 2023年9月27日 5時10分
さまざまな料理に欠かせないじゃがいも。圧倒的な生産量を誇る北海道では、これからが本格的な収穫期に入ります。
じゃがいもは、デンプンのほかに意外にもビタミン類が豊富だといいます。詳しい話を野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。
じゃがいもの旬は年2回
じゃがいもの旬は春と秋にあるそうです。
「じゃがいもは、主に鹿児島や長崎などで冬に植え付けられ、春に新じゃがいもとして出回るものと、主に北海道で春に植え付けられ、これから収穫されて出回るものの2パターンがあります。
春ものは貯蔵せずに出荷され、皮が薄くてみずみずしいのが特徴ですが、秋ものは皮が厚めで、水分少なめです。そして、秋ものは収穫後低温の貯蔵庫に入って熟成され、デンプンが糖分に変わって甘みが増していくので、秋から冬にかけて美味しくなっていきます」(吉田さん)
「大地のりんご」という別名も
じゃがいもにはビタミンCが豊富に含まれ、野菜類の中でも上位に入るそうです。
「栄養価の高さから、『大地のりんご』とも呼ばれる野菜、特に免疫力を高め、抗酸化作用や美肌効果があるビタミンCが豊富です。
100gあたりのビタミンC含有量は35mgでりんごの約9倍もあります。また、ナトリウムを排出し高血圧を予防するカリウムは約4倍、マグネシウムは約7倍などミネラル類も豊富です」(吉田さん)
調理は皮ごとがおすすめ
じゃがいもの栄養を無駄なく調理する方法があるそうです。
「ビタミンCは加熱すると壊れやすい性質がありますが、じゃがいものビタミンCは、でんぷんによって守られているため、加熱による影響が少ないとされています。
ただ、水に溶けやすいので、茹でるのではなく蒸すか、電子レンジで調理するとビタミンCが流出しにくくなります。しかも皮ごと調理すれば皮によって他の栄養成分も含めて逃げにくくなり、効果的に栄養分を摂ることができます。
さらに、加熱後は皮は簡単にむけますし、水っぽくならないというメリットもあります」(吉田さん)
これから甘みが増してホクホクとしたじゃがいもが出回ります。コロッケやじゃがバターなど美味しく調理して、じゃがいもの栄養を上手に無駄なく摂りましょう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
実は「ポイ捨て」しまくっていたキャベツの栄養 科学で解明「芯はおいしくない」と思うなかれ
東洋経済オンライン / 2024年7月15日 15時0分
-
「ナス科の野菜の食べ過ぎ」は絶対ダメ…人体にアレルギー症状を起こす可能性がある"身近な野菜の種類"
プレジデントオンライン / 2024年7月12日 15時15分
-
冷凍や乾燥もOK? より美味しく日持ちさせる大葉の保存テクニック
ウェザーニュース / 2024年7月12日 5時10分
-
ホタテにはどんな栄養があるの?夏が旬のホタテを美味しくいただくおすすめレシピも♪
楽天レシピ デイリシャス / 2024年7月9日 9時0分
-
ヘタは下向き? 冷凍OK? トマトが美味しい季節に知っておきたい上手な保存方法
ウェザーニュース / 2024年6月25日 5時10分
ランキング
-
1蓮舫氏は「都知事選で惨敗した人」で終わるのか…二重国籍問題以上に致命的な"政治家としての最大の欠点"
プレジデントオンライン / 2024年7月20日 9時15分
-
2ゆれる兵庫県庁 「解明が務め」と百条委、「自分も処分?」と疑心暗鬼になる職員も
産経ニュース / 2024年7月19日 20時1分
-
3<独自>事務所資金から香典か 堀井学衆院議員の配布疑い 裏金が原資の可能性も
産経ニュース / 2024年7月19日 18時16分
-
4愛知・犬山市で死亡した7歳女児の全身に多数のあざ…一時保護時に「パンチされる」と訴え
読売新聞 / 2024年7月20日 5時0分
-
5兵庫知事疑惑、推薦した維新幹部の静観に党内から不満「かばっているように見える」
読売新聞 / 2024年7月20日 7時14分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください