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北海道に「だるま朝日」が昇る 蜃気楼の一種 一日の寒暖差に注意

ウェザーニュース / 2023年9月24日 6時50分

ウェザーニュース

今日9月24日(日)の朝は穏やかな秋晴れとなっています。北海道鹿部町では、海から昇る太陽が水平線間際でくびれて見える「だるま朝日」が撮影されました。

暖かな海面の上に冷たい空気が流れ込んで見られる光景です。

空気の温度差により出現する一瞬の現象

太陽が水平線から顔を出した後、太陽がΩ状に見えたり伸びたように見えるこの現象は、一般的に「だるま太陽」や「だるま朝日」と呼ばれるもので、寒い時期の朝夕に時折見られる現象です。

空気の温度が高さ方向に急激に変化している状態の時に風景が歪んで見える「下位蜃気楼」現象によるもので、陸上で十分に冷やされた空気の層と、海面で暖められた空気の層とで温度差が大きくなり、下側に朝日の虚像が見えることで、Ω状…つまり「だるま型」になるとされます。

見える時間は数分もない、一瞬の現象です。

朝晩と昼間の寒暖差にお気をつけて

だるま朝日が撮影された北海道鹿部町のある渡島半島では、広く10℃前後の最低気温を観測し少し肌寒い朝となりました。加えて東の遠い水平線まで雲がない状況だったため、だるま朝日を見ることが出来たようです。

北海道では、今季これまでで一番の冷え込みとなったのは、今朝上川地方幌加内町にある朱鞠内(しゅまりない)で観測した2.4℃。(富士山を除く)8月1日以降の記録で見ると、9月21日(木)に宗谷地方の枝幸町にあるアメダス歌登で観測されていた3.6℃の記録を更新して、この秋の全国最低気温となっています。

今日は内陸部を中心に朝の冷え込みが強まる一方、昼間は快適な陽気となります。北海道では珍しくはないものの、朝と昼間の気温差が15℃以上になる所もあるため、寒暖差で体調を崩さないようお気をつけください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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