関東甲信より北で涼しい朝 東京都心は今季最低の18.5℃

ウェザーニュース

今日9月25日(月)の朝は秋の空気に包まれた東日本や北日本を中心に気温が下がりました。東京都心では最低気温18.5℃を観測し、この秋一番の涼しさになりました。

長野県のアメダス野辺山では最低気温2.6℃を観測し、本州での今季最低気温を更新しています（富士山を除く）。

晴れて夜間に放射冷却

関東甲信地方では昨日の朝は曇っていましたが、今朝はすっきりと晴れています。このため夜間に放射冷却現象が効いて熱が宇宙へ逃げたことで、冷え込みが強まったと考えられます。

富士山を除く全国で最も冷え込んだのは長野県南牧村のアメダス野辺山（のべやま）で、最低気温は2.6℃でした。8月1日以降の記録で見ると、きのう北海道の朱鞠内で観測されていた2.4℃の記録に次ぐ寒さで、この秋の本州最低気温となっています。

昨日までの今季本州最低気温は青森県の酸ヶ湯の5.4℃でしたが、今朝は野辺山のほかにも、岩手県の藪川、栃木県の土呂部、長野県の開田高原、福島県の桧原で5℃未満の最低気温を観測しました。

▼今朝の最低気温（7時まで）
　札幌　　12.3 ℃　9月下旬並
　仙台　　16.2 ℃　9月下旬並
　東京　　18.5 ℃　9月下旬並＜今季最低＞
　名古屋　20.4 ℃　9月中旬並＜今季最低＞
　大阪　　22.9 ℃　9月上旬並
　福岡　　21.8 ℃　9月中旬並
　那覇　　27.5 ℃　最も暑い時期を上回る

今週後半は再び夏の暑さに

夏と秋の空気の境目にあった秋雨前線が不明瞭になってきて、週中頃からは日本海の前線に向かって暖かな空気が流れ込みやすくなる予想です。週後半にかけて再び夏の暑さが復活しそうです。

日差しが乏しくても30℃以上の真夏日になる所が多く、蒸し暑く感じそうです。日々の寒暖差が大きくなる時期ですので体調管理にお気をつけください。