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南極の海氷面積が過去最小の水準 海洋の温暖化と関連か

ウェザーニュース / 2023年9月27日 20時0分

ウェザーニュース

アメリカの国立雪氷データセンター(NSIDC)は25日(月)、速報値として今年の南極の海氷面積が1979年以降で最小と発表しました。

ピーク時の海氷が1986年を下回る

南極の海氷は冬を迎える8月から9月にかけて増加し、9月後半にピークを迎えます。今年は速報値で9月10日に最大となる1,696万平方kmを観測。これは1979年以降の衛星観測で最小だった1986年の1,799万平方kmを下回る記録です。

また、今年最大を記録したタイミングも例年より早く、1981年~2010年の中央値に比べると13日早くなっています。

4月以降、近年を大幅に下回る水準で推移

今年は4月以来、海氷面積が記録的に小さい水準で推移しています。海氷面積の推移を示したグラフでも、今年の水色のラインは近年に比べると大幅に小さいことが一目瞭然です。

NSDICはこうした南極の海氷の減少は暖かい海水の混合によって引き起こされる、海洋表層の温暖化と関連しているとしています。

今年は地球の海面水温が史上最高を更新したように、海洋は地球規模で温暖化しており、南極の海氷の長期的な減少傾向の始まりになるのではないかと懸念されています。

海氷面積の大幅な減少が続いた場合、南極の海岸線は波浪や海洋の気候の影響を受け、氷床に何らかの変化が起きるとみられます。

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