長野 野辺山で−0.2℃観測 全国初「冬日」に 東京も今季最低

ウェザーニュース

今日10月6日(金)の朝は東日本や西日本を中心に気温が平年よりも下がっています。

長野県のアメダス野辺山では最低気温−0.2℃を観測し、今季全国で初めての「冬日」となりました（富士山を除く）。

東京都心や名古屋・大阪・福岡・仙台などでもそれぞれ今季最低気温を更新しています。

晴れて夜間に放射冷却

北海道付近と千島付近の低気圧が発達していて、大陸の高気圧との間で「冬型の気圧配置」に近い状況になっています。このため上空にはこの時期としては強い寒気が南下してきました。

さらに、晴れている東日本や西日本では夜間に放射冷却現象が効いて熱が宇宙へ逃げたことで、冷え込みが強まったと考えられます。

富士山を除く全国で最も冷え込んだのは長野県南牧村のアメダス野辺山（のべやま）で、最低気温は−0.2℃でした。最低気温が0℃未満になる「冬日」は、8月1日以降では全国で初めてです。10月3日に同じく長野県の開田高原で観測されていた1.0℃の記録に次ぐ寒さで、この秋の全国最低気温を更新しています。

▼今朝の最低気温（7時まで）
　札幌　　12.9 ℃　9月下旬並
　仙台　　13.5 ℃　10月上旬並＜今季最低＞
　東京　　15.9 ℃　10月上旬並＜今季最低＞
　名古屋　13.5 ℃　10月下旬並＜今季最低＞
　大阪　　17.0 ℃　10月中旬並＜今季最低＞
　福岡　　16.2 ℃　10月中旬並＜今季最低＞
　那覇　　26.0 ℃　9月中旬並

このまましばらくは残暑の復活なし

この先一週間を通して気温は平年並みの日が多く、厳しい残暑の復活はなさそうです。そして雨の降る日は気温が上がらず、福岡では8日(日)の最高気温が19℃と11月並みの予想となっています。

この時期は日ごとの気温差だけでなく、晴れる日は朝晩と昼間の気温差も大きくなるため、寒暖差で体調を崩さないようお気をつけください。