宇宙からも見えた太いナミナミ雲 天気下り坂のサイン

ウェザーニュース

今日14日(土)は長野県から群馬県の上空に太くナミナミとした雲が見られています。これは、文字通り「波状雲」と呼ばれる雲です。

西日本の南岸を東に進む低気圧の影響と考えられ、天気下り坂のサインと言えそうです。

長野県・群馬県上空で出現

気象衛星ひまわり8号の衛星画像でも、まとまった波状雲が出現している様子が分かります。

「波状雲」「ナミナミ雲」と呼ばれる雲で、大気の波によって空気が上下に動くことで発生します。

雲が発生しやすい湿度や気温の条件が揃っている時に、空気が持ち上げられる所では雲が発生し、引き下げられる所では雲が消えます。このため、波打つような形の雲になります。

午後は低気圧が近づく影響で雲が厚みを増し、長野県や群馬県では今夜遅くには雨が降り出す見込みです。帰宅が遅くなる場合は傘を持ってお出かけください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）

参考資料など

気象衛星可視画像：NICT-情報通信研究機構