今季一番の寒気が南下 北海道内陸部は初雪の可能性も

ウェザーニュース

今日21日(土)の日本付近は冬型の気圧配置となり、上空には強い寒気が流れ込みます。

全国的に気温が下がり寒くなります。北海道の峠道は積雪となり、内陸の市街地でも初雪を観測する可能性があります。

旭川や稚内で初雪ならほぼ平年並み

今日21日(土)は低気圧が東海上に進み、大陸から高気圧が張り出して日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になる見込みです。

日本海側の各地は雨が降り、北海道の山沿いや山間部では雪が予想されています。北海道の峠道は夜にかけて雪が積もる見込みで、走行には冬用タイヤが必要になります。

寒気のピークは夕方から夜にかけてで、山で雪の目安となる上空1500m付近で0℃以下のラインは東北南部から北陸付近まで南下します。
また、平地で雪になる−6℃以下のラインが北海道付近まで達する予想です。

札幌市内など北海道の沿岸部は冷たい雨やあられとなる見込みですが、内陸部では市街地でも雪の混じる可能性があります。
旭川や稚内では機械による自動観測で雪と判定されやすいこともあり、初雪が観測されるかもしれません。
なお、旭川と稚内の初雪平年日はいずれも10月19日で、初雪が降ればほぼ平年並みとなります。

東北から関東、中部にかけての山間部も雪になり、標高の高い所を中心に積雪が予想されます。本州の高原地帯での紅葉狩りも、万全な防寒が必須です。

風も強く吹雪となるため、今週末の登山は避けるようにしてください。

太平洋側も冷え込み注意

この土日は晴れる太平洋側も気温が下がります。東京では昼間に日差しがしっかりと届くにも関わらず、21日(土)の予想最高気温は21℃止まりです。寒気が南下する夕方以降は気温がグッと下がり、22日(日)の朝は10℃近くまで冷え込む見込みです。

東海や西日本も同じような傾向で、今週末は晩秋の肌寒い体感となりそうです。寒暖の変動で体調を崩さないよう服装や寝具の準備をして、体調管理にご注意ください。

なお、来週は寒気の影響が段々と弱まり、寒さは一段落する見込みです。