北海道・道北で土砂降りの雨 局地的な雷雨や突風に注意

ウェザーニュース

今日11月3日(金)は前線が接近している北海道・道北で土砂降りの雨になっています。雨雲は徐々に南下するため、現在晴れている所も午後は天気の急変に注意が必要です。沿岸部を中心に強風にもお気をつけください。

強い暖湿気で雨雲が発達

北海道の北には低気圧があり、そこからのびる寒冷前線が道北に接近しています。南からは暖かく湿った空気が流れ込み、前線周辺で雨雲が発達して局地的に雨が強まっている状況です。

利尻島では9時50分までの1時間に43.5mmの激しい雨を観測しました。稚内市でも一時的には10分間で9mm（1時間降り続くと50mm超の非常に激しい雨）を観測しています。

等圧線の間隔も狭くなっており、沿岸部を中心に風が強まっています。平均風速は15m/s前後の所が多く、札幌市では7時56分に最大瞬間風速23.7m/sを観測しました。

活発な雨雲は徐々に南へ

11月3日(金)16時の雨雲の予想

前線は徐々に南下するため、宗谷地方での強い雨は午前中がピークの予想です。午後は旭川市など上川地方や、道央の後志地方に強い雨のエリアが移っていくとみています。急な強い雨や雷、突風などに注意が必要です。

札幌市でも雨の降る可能性があります。これから出かける場合は傘を忘れずにお持ちください。風の強い状況も続き、煽られるため、車などの運転は十分な注意が必要です。