連休明けは発達した低気圧が接近 寒冷前線通過で荒天のおそれ
ウェザーニュース / 2023年11月5日 11時30分
三連休明けの明日11月6日(月)〜7日(火)にかけて発達した低気圧が北海道の北を東進し、そこから伸びる前線が日本列島を通過します。広範囲で風雨が強まり、荒れた天気になるおそれがあるため注意してください。
西から雨雲が東進 風も強まる
![](http://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202311/202311050085_box_img0_A.jpg?1699152074)
北海道では温暖前線の接近により6日(月)の朝から、それ以外の東北〜九州の各地では寒冷前線の通過により6日(月)午前中〜7日(火)にかけて雨が降りだします。
寒冷前線の帯状の雨雲が通過する際には、短時間ながら活発な雨雲がかかり1時間に30mm以上の激しい雨の降るおそれがあります。落雷や突風にも注意してください。
また、寒冷前線の通過するタイミングは西日本では午後、近畿や東海では夜遅くになりますが、前線の接近前から湿った空気の影響で雨の降りだす所があります。特に西日本の太平洋側では山沿いなどで地形の影響も加わると総雨量が多くなる可能性がありますので大雨に注意してください。
低気圧の発達により風が強く吹き、日本海側の沿岸など強い所では瞬間的に20m/sを超える暴風となるおそれがあります。横殴りの雨や交通機関への影響にも注意してください。
関東は7日(火)朝に風雨のピーク
7日(火)の朝には寒冷前線が関東付近に東進します。関東では7日(火)未明から雨が降り出し、昼頃にかけて風雨が強まる可能性があります。東京など南部では地形の影響で雨の強さは他の地域よりも弱くなる見通しですが、南西からの風が強いため横殴りの雨になりそうです。ピークが通勤・通学の時間帯に重なる可能性があるので、念のため交通情報等、最新の情報を確認してください。午後になると天気が回復する見込みです。
一方、低気圧に近い北海道では日本海側を中心に7日(火)いっぱい断続的に雨が降る予想です。河川の増水や土砂災害に注意してください。
前線接近前の北陸では気温が上昇
寒冷前線の接近前には南風が強まるため、山の風下にあたる北陸地方ではフェーン現象の影響で気温がこの時期としては高くなる予想です。
予想最高気温は富山で28℃、福井で27℃など、11月としてはかなりの高温になる可能性があります。厚着をしてしまい蒸し暑さで体調を崩したりしないようお気をつけください。
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