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富士山頂に雄大な笠雲 前線接近で天気下り坂のサイン

ウェザーニュース / 2023年11月6日 10時0分

ウェザーニュース

今日6日(月)は富士山頂に雄大な笠雲が見られています。天気下り坂のサインで、今日は前線が接近して段々と本降りの雨になる予想です。

笠雲のできる仕組み

メカニズム

笠雲は富士山のような独立峰の山頂付近に現れる雲です。山が笠を被っているように見えることから笠雲と呼ばれます。
 ・上空の風が強い
 ・湿った空気が存在する
という気象条件の時に発生しやすくなります。

強い風が山にぶつかると、両側や上方に風の流れが変わります。空気が湿っていると、空気が山にぶつかって持ち上げられると膨張して冷えることで雲ができ、山頂の風下側では再び空気が下ることで空気が暖まって雲が消える、という原理で山頂付近にだけ雲ができるのです。

時間が経過しても空気の流れは急には変化せず、風が上昇する過程で雲ができて、風が下降する過程で雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えます。

今日6日(月)は、大陸から接近する発達した低気圧と寒冷前線の影響で、富士山に近い河口湖の上空約3,000mでは風速20m/s程度の強い南西風が吹いています。静岡県や山梨県では昼間もにわか雨の可能性がありますが、今夜はこの前線が接近して段々と本降りの雨になる予想です。「笠雲」は天気下り坂のサインと言えそうです。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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