雨雲抜けて富士山に大きな笠雲 山肌にはほとんど雪が見られず
ウェザーニュース / 2023年11月7日 11時40分
天気が回復し、富士山が大きな笠雲を被って姿を現しました。上空に乾いた空気が流れ込んでいるため、笠雲は短い時間で消えています。
昨夜から今朝は富士山頂でもプラスの気温
今日7日(火)の昼近くになり、寒冷前線に伴う雨雲が東に離れ、富士山が姿を見せてきました。上空に湿った空気が残っていることや、強い風が吹いている影響で、大きな笠雲を被っていました。
前線が近づく前の昨日6日(月)に見えた笠雲は天気下り坂の前兆でしたが、今日の笠雲は回復の過程で出現したものです。上空に乾いた空気が流れ込んでいるため、笠雲は短い時間で消えています。
また、まとまった降水があった富士山周辺ですが、山肌には雪が全くありません。南から流れ込んだ暖かな空気の影響で、富士山山頂の気温は昨夜21時から今日の10時にかけて0℃以上で経過し、6時50分には4.1℃まで上昇しました。雪ではなく雨が降ったとみられ、雪なしの富士山になっています。
関東ではつるし雲が出現
![](https://smtgvs.cdn.weathernews.jp/s/topics/img/202311/202311070135_box_img2_A.jpg?1699324111)
また、青空が戻ってきた関東では「つるし雲」が現れました。
つるし雲は、高い山の風下に現れます。上空の風に乗って流れる普通の雲と違い、いちど出現すると場所がほとんど動かず、「吊されて」いるように見えるので「つるし(吊るし)雲」と呼ばれています。
つるし雲は
・上空の風が強い
・湿った空気が存在する
という状況の時に発生しやすくなります。
上空の強い風が高い山を越えたり回り込んだりするときに風下側で空気の波が起こり、風が上昇している部分で雲ができるのです。
時間が経過しても空気の波の形状は急には変化せず、風が上昇する場所で雲が出来て、風が下降する場所では雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えるのです。
笠雲とつるし雲は発生条件が似ているため、同時に見られることもしばしばあります。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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