新潟県の沿岸で「ろうと雲」 午後にかけて竜巻などの突風に注意

ウェザーニュース

今日13日(月)、 新潟県糸魚川市で「ろうと雲」が発生しました。ろうと雲は発達した積乱雲の底から柱状の雲が垂れ下がる現象で、地面や海面にまで達すると「竜巻」と呼ばれます。

強い寒気や上空の気圧の谷の影響で大気の状態が不安定になっているため、新潟県など北陸では午後にかけて竜巻などの突風に注意が必要です。

強い寒気の南下で大気の状態が不安定

上空5500m付近で−30℃以下の寒気が南下している影響で、日本海側では局地的に雨雲が発達しています。新潟県上越地方には小さいながら活発な積乱雲がみられ、そこでろうと雲が発生したとみられます。現在、通過中の雨雲は昼過ぎにかけて突風を発生させる可能性があります。

また、北陸では午後にかけて寒気を伴った気圧の谷が通過していくため、雨雲が発達しやすい状況が続く見込みです。活発な雨雲が通過するタイミングでは雨に加え、雷や霰(あられ)、竜巻などの突風を伴うおそれがありますので、注意が必要です。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）