日本海の寒気が東に移動 雨や雪は北陸から東北が中心に

ウェザーニュース

日本海の寒気の移動に伴い、西日本の天気は回復してきました。雨や雪の中心は北陸から東北に移り、夜にかけては山沿いで雪に変わる所が増える見込みです。

北陸から東北に発達した雲がかかる

上空の強い寒気の中心は日本海を東に進んでいます。寒気の移動に伴って西日本の天気は回復し、雨や雪の中心は東日本から東北へと移ってきました。

特に北陸から東北にかけては大気の状態が不安定になっているため雲が発達しています。次々に活発な雲が通過して、雷を伴った強い雨や霰が降っている状況です。

また、長野県内など標高の高い山沿いでは雪になり、一部では積もりはじめています。

山沿いでは短時間の積雪急増に注意

これから今夜にかけてはさらに寒気が東進し、北陸や東北の内陸部、山沿いでは雨から雪に変わる所がある見込みです。局地的に雪が強まって、短時間に積雪が増加するおそれがあります。

夜間帯に峠道などを車で走行する場合は路面状況が変化することが考えられますので、冬用タイヤやチェーンなどを装備していても、速度を控えめにするなど安全運転を心がけてください。

瞬間的に30m/s超の暴風を観測

北陸や北日本日本海側では風の強い状態も続きます。最大瞬間風速は北海道稚内市・宗谷岬で14時38分に31.4m/s、新潟県佐渡市・相川で13時48分に28.0m/sを観測しました。

夕方から夜にかけても沿岸部では平均で20m/s前後の風が吹き荒れ、瞬間的には25〜30m/sに達するおそれがあります。暴風警報が発表されている地域があり、暴風による飛来物や倒木、停電、交通機関の乱れなどに警戒が必要です。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）