週半ばの小春日和から急転 金曜日からは一気に冬本番の寒さへ

ウェザーニュース

この先1週間は大きな気温変化に要注意です。週の中頃は10月並みの暖かさから、強い寒気の南下で週後半は冬本番の寒さに変化します。

いきなり冬本番の寒さ

明後日21日(火)には冬型の気圧配置が弱まり、全国的に日差しの届く所が多くなります。

23日(木)・勤労感謝の日は北日本に近づく低気圧に向かって暖かな空気が流れ込むため気温が上昇し、西日本や東日本は軒並み20℃以上の予想です。北日本も含め平年よりもかなり高く、昼間は暖かく感じられます。

ただ、24日(金)になると上空に強い寒気が流れ込むため気温が急降下。25日(土)は平年に比べてかなり低くなり、1月並みの寒さの所がある見込みです。いきなり冬物の防寒具や暖房が必要になりますので、遅くても23日(木)までに準備を進めてください。

日本海側は大雪に注意

強い寒気が南下し冬型の気圧配置が強まるため、日本海側は24日(金)〜25日(土)は広い範囲で雪や雨になります。

平地で雪の目安になる上空1500m付近で−6℃以下の寒気は、関東北部から中国地方付近まで南下する予想です。東北日本海側や北陸は平野部でも雪になり、各地で初雪を観測するとみられます。

内陸部や山沿いでは雪が強まり、活発な雪雲がかかる所では局地的に数十cmの雪が積もるような大雪のおそれがあります。今季最初の積雪がいきなり大雪となってもおかしくありませんので、冬用タイヤの交換を済ませるなど、雪への備えが欠かせません。