気象庁1か月予報 大きな寒暖差に注意 太平洋側は降水量が少ない予想
ウェザーニュース / 2023年11月23日 15時30分
今日11月23日(木)、気象庁は11月25日から12月24日までの1か月予報を発表しました。
この先1か月は寒暖の変化が大きくなります。12月はじめにかけては寒気が断続的に南下する一方で、12月中旬以降は気温が高くなる見込みです。
1か月平均は平年並みも寒暖差は大きい
この先1か月の気温
12月のはじめにかけては断続的に寒気が流れ込むため、西日本や北日本を中心に気温が低くなるとみられます。特に九州では11月30日(木)頃からの5日間の平均気温が、平年よりもかなり低くなる可能性が高いとして、低温に関する早期天候情報が発表されました。
ただ、寒気の流入は継続せず、12月中旬頃からは平年よりも気温が高めの傾向に変わる見込みです。
1か月の平均気温は九州で平年並みか平年より低く、そのほかの各地は平年並みの予想となっています。前半の低温と後半の高温が相殺されて「平年並み」となっています。気温変化自体は大きくなる予想なので注意が必要です。
西日本、東日本の太平洋側は少雨傾向
この先1か月の降水量
大陸からの高気圧が日本の南に張り出す傾向となるため、西日本や東日本の太平洋側では晴れる日が多い予想となっています。降水量は平年よりも少なくなる見込みです。
秋以降、少雨の傾向が続いている西日本は、この先しばらくまとまった雨が期待できません。渇水の心配が出てきますので、日頃から水の無駄遣いをしないようご注意ください。
北日本の日本海側は低気圧や寒気の影響を受けやすく、平年並みか平年より多い降水量となる見通しです。12月中旬以降に高温傾向となるため、雪ではなく雨の日があり、降雪量は平年並みに留まるとみられます。
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