気象庁1か月予報 寒暖差が非常に大きい 一時的に強い寒気の南下も
ウェザーニュース / 2023年12月7日 16時0分
今日12月7日(木)、気象庁は12月9日から1月8日までの1か月予報を発表しました。この先1か月は寒暖の変化が非常に大きく、12月中旬には強い寒気が南下する可能性があります。暖冬傾向ながらも一時的な大雪や厳しい寒さに注意が必要です。
西日本と東海に高温に関する早期天候情報
この先1か月の気温
この先1か月は大陸のシベリア高気圧が強く、北日本を中心に寒気が流れ込みやすくなります。平均気温は北海道で平年よりも低く、東北は平年並みか平年よりも低い予想です。
西日本、東日本は1か月を通して見ると平年よりも気温が高く、特に来週にかけては平年を大きく上回る見込みです。西日本と東海には13日(水)から5日間の平均気温が平年よりもかなり高くなる可能性が高いとして、高温に関する早期天候情報が発表されています。
気温のアップダウンが非常に大きい
1か月の気温変化
ただ、西日本、東日本でも一時的に寒気の影響を受けるタイミングがあります。
グラフの細い線1本1本は今後の気温傾向を予測したシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、長期予報の場合は一般的に、先の予測ほど不確実性が増してばらつきが大きくなります。
来週にかけては西日本、東日本を中心に平年を大きく上回る予測でほぼ一貫しています。12月16日〜23日の期間は一転して、ほとんどのメンバーが平年よりも低い気温を予測していて、寒気の南下を示唆しています。
年末にかけてはばらつきが大きいものの、平年並みかそれより高い傾向が目立ち、この先1か月の気温変化は大きいと考えられます。
北日本は短期間に積雪が急増するおそれ
この先1か月の降水量
北日本には寒気が流れ込みやすく、特に12月中旬には「極渦」と呼ばれる北極付近で形成される寒気を伴った低気圧が南下する影響で、冬型の気圧配置が強まる見込みです。
北海道と東北では17日(日)頃から気温が低くなり、日本海側を中心に降雪量が平年よりもかなり多くなるなる可能性が高いとして、低温と大雪に関する早期天候情報が発表されました。札幌市を例にすると、この期間の平年の降雪量は19cmで、平年差は148%以上とみられるため、30cm前後に達することになります。短期間に積雪が急増するおそれがありますので、警戒が必要です。
西日本、東日本は来週早々にまとまった雨が予想されるなど、低気圧や前線の影響を受けやすく、降水量は平年よりも多い予想となっています。
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