北陸はドカ雪に警戒 西日本の平野部も広範囲で積雪のおそれ
ウェザーニュース / 2023年12月20日 15時40分
明日21日(木)は日本列島の上空に強い寒気が流れ込みます。北海道から北陸、九州にかけての日本海側で雪雲が発達し、大雪や吹雪となるおそれがあるため警戒が必要です。
北海道から九州の広い範囲で雪への警戒が必要
明日は雪に注意が必要なエリアが、大きく分けて三つあります。その一つは北海道です。日本海を小低気圧がゆっくりと進み、周辺は大気の状態が不安定になります。局地的に雪雲が発達して、狭い範囲で強い雪が降る見通しです。
二つ目は北陸です。日本海で北寄りの風と西寄りの風がぶつかることで発達した雪雲の帯が形成され、その雲が次々に流れ込んできます。内陸部や山沿いだけでなく、平野部でも雪が強く降る予想です。現在、雪が積もっていない地域でも急速に積雪が増加するとみられます。
三つ目は西日本です。平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気が九州南部まで南下し、さらに強い−12℃以下の寒気が中国地方などを覆い、平野部でも雪の所が多くなります。東シナ海から流れ込む雲もあり、山陰から九州北部の広範囲で雪が積もる見込みです。
山間部では22日(金)にかけて1m超の積雪増加も
明日21日(木)から22日(金)にかけて新たに積もる雪の量は、北陸の内陸部や山沿いの広い範囲でも50cm以上が予想されています。山間部の多い所では1mを超える可能性があり、12月に入ってから雪の少ない状況が続いていた地域でも、一気に積雪が増加する見込みです。
北海道は最大でも30〜50cmの予想ですが、雪雲が同じような所に停滞した場合は局地的にこれより多くなってもおかしくありません。
比較的短い期間で積雪が急速に増えることで、立ち往生の危険性が出てきます。冬用タイヤの装着に加え、チェーンを準備するなどスタックしないような備えが必要です。
近畿北部や山陰は広い範囲で10cm以上の積雪となり、九州の平野部でも数cm程度の雪が積もる所が多い見通しです。今季初めて本格的な積雪になりますので、雪かきの道具などを事前に確認し、車での移動は無理をしないようにしてください。
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