西日本〜東北で広く雨や雪 地震被災地 北陸周辺は土砂災害に注意

ウェザーニュース

今日18日(木)朝は前線の影響で雨や雪の降っているところがあります。降水エリアは次第に拡大し、西日本から北陸、東北の広い範囲で雨や雪が降る見通しです。

平野部はほとんどの所が雨で、雪が残っている地域では路面状況の悪化や落雪に注意をしてください。地震被災地では土砂災害への注意も必要です。

雨や雪の範囲は日本海側から太平洋側へ拡大

東シナ海から日本海に伸びている前線の影響で、前線に近い東北〜九州北部にかけての日本海側を中心に雨雲がかかっています。3時00分までの1時間には秋田県北秋田市鷹巣（たかのす）で7.0mm、6時50分までの1時間には新潟県弾崎（はじきざき）で5.5mmの雨を観測しました。　


午後にかけて前線は南下するため雨の範囲は太平洋側にも広がり、西日本から東海、北陸、東北では外出時に傘の必要が所が多くなります。

関東は雲が広がるところがあるものの、大きな天気の崩れはありません。

被災地は土砂災害に注意　雪予想は山間部のみ

平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気は、北海道付近を覆うにとどまるため、平野部ではほとんどの所が雨の予想となっています。山沿いでも次第に雪から雨に変わり、雪として降り続くのは本州中部から東北の山間部に限られる見通しです。

これまでの大雪で積雪が残っている地域でも雨になる所があり、路面状況がかなり悪くなることが考えられます。また、屋根に積もった雪に雨が染み込むことで重くなって落雪の危険性が高まります。地震被災地では建物の新たな倒壊につながる可能性もあるため、注意が必要です。