来週後半は南海上に前線が停滞 太平洋側でも曇りや雨の日が続く
ウェザーニュース / 2024年1月27日 17時20分
31日(水)頃から停滞前線が明瞭になり、来週の後半は本州の南海上に前線が停滞する日が継続する予想となっています。
梅雨の時期のような気圧配置となるため、西日本や東日本の太平洋側でも曇りや雨のすっきりとしない空模様が続く見込みです。
週前半に日差しの有効活用を
週明けは高気圧に覆われ、関東から西の太平洋側では青空が広がる見込みです。
その後、31日(水)頃からは日本の南海上に前線が停滞するようになります。このため、西日本の太平洋側や東海では、次の週末にかけて曇りや雨の日が続く予想です。
冬としては珍しく、太平洋側ですっきりとしない空の日が長引くため、洗濯物の外干しや布団干しなどは週初めの日差しを有効活用してください。
関東では比較的雨が降りにくいものの、雨雲の広がりによっては天気の崩れる可能性があります。
上空の寒気が後退 融雪にも注意
前線の南側の高気圧の周囲をまわる暖かい空気が前線周辺に流れ込むため、上空の寒気の流れ込みは弱まり、山間部でも雪ではなく雨となる所が多くなりそうです。融雪による路面状況の悪化やなだれ等にも注意が必要です。
能登半島地震の被災地では地震で地盤が緩んでいるため、平常時よりも少ない雨量で土砂災害が発生するおそれがあるうえ、融雪の影響も加わるとさらに危険性が高まります。
上空の寒気の後退によって気温もこの時期としてはやや高めで推移する予想ですが、雨の降る日は肌寒くなるため寒暖の変化にも注意が必要です。
北日本は冬型の気圧配置に
西日本や東日本の南岸に前線が停滞する一方で、北日本は2月1日(木)頃から冬型の気圧配置となり、上空には時期相応の寒気が流れ込みます。
北海道の日本海側では雪が強まる心配があるため、最新の情報にお気をつけください。
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