花粉症対策調査 すでに過半数が発症も対策は遅れ気味
ウェザーニュース / 2024年1月30日 14時5分
ウェザーニュースは花粉症の発症率や対策の実態を調査し、その結果を発表しました。
飛散が早いせい?対策は遅れ気味
1月24〜25日に花粉症の症状や対策事情について質問したところ、花粉症の方の53%がすでに花粉を感じていることが分かりました。
その一方で、「対策してる」と答えた方は43%に留まり、過半数が対策をしていませんでした。花粉を感じている人と花粉対策をしている人の割合を比べると、10ポイントの差があります。
今年は花粉の飛散が例年よりも1週間前後早く、花粉症の発症に対して対策が遅れている可能性が考えられます。
2人に1人以上が花粉症、最も発症率が高いのは山梨県
「あなたは花粉症ですか?」と質問したところ、10,567人からの回答がありました。
「花粉症です」と回答したのは55%で、2人に1人以上が花粉症ということがわかりました。
都道府県別にみると、最も花粉症の方の割合が高かったのは山梨県で63.1%、2位は静岡県で62.5%、3位は埼玉県で62.0%でした。
全国平均の55%を超える県は本州の太平洋側に集中しており、特に関東甲信と東海で60%を超える県が多くなりました。
発症率の上位は飛散量も多い傾向
ウェザーニュースが全国に設置している独自の花粉観測機「ポールンロボ」による観測に基づいて解析された、2017〜2023年の花粉飛散の平均値を見てみると、東北北部の一部や福島県、関東甲信、東海などで特に飛散量が多いことがわかります。
東北北部では花粉症の発症率が30〜40%台で都道府県ランキングも40位以下のため、発症率と飛散量が完全に一致しているとはいえませんが、上位にランクインしている山梨県や静岡県、関東などでは飛散量も多い傾向にあります。
全体の3割が飛散開始前から対策
花粉症対策を始める時期について伺うと、全国平均で3割以上の方が事前に対策を始めることがわかりました(※)。
※「飛散開始前」「アレルゲン免疫療法で年単位」「症状が出てから」「何もしない・花粉症ではない」の4択から回答。「飛散開始前」「アレルゲン免疫療法で年単位」の割合の合計。
事前対策の意識が高いのは茨城県
都道府県別にみると、最も事前対策への意識が高かったのは茨城県、次いで神奈川県、奈良県、高知県、東京都となりました。
いずれの県も花粉症の発症率が55%を超えている県で、花粉症の方が多い分、事前対策の意識も高いと考えられます。
一方、事前対策をすると答えた方が少なかった都道府県は北日本や九州に多くなりました。
北日本や九州は花粉症の発症率も全国平均以下のところが多いため、事前対策をする方も少ないのではないかと考えられます。
花粉症は症状が出る前からの対策が効果的とされています。
今年の冬は平年よりも気温の上がる日が多く、飛散開始が早まる予想です。すでに微量の花粉が飛び始めており、敏感な方には症状が出始めているため、早め早めの対策がオススメです。
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