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異常な高値の野菜、値下がりはいつから!? 4月の“野菜予報”

ウェザーニュース / 2024年4月2日 10時10分

ウェザーニュース

今年は暖冬から例年より早い春の訪れとなりましたが、3月には季節外れの長雨や真冬の寒さが戻るなど、季節の進みが足踏み状態に。桜の開花の遅れなどが話題となっていますが、野菜への影響も大きいようです。

高値の理由、お買い得になるタイミングなど、4月の野菜の価格動向についてスーパーマーケット「アキダイ」(本社・東京都練馬区)の秋葉弘道社長に教えていただきましょう。

4月はじめに値上がりするのは!? 

キャベツ、ニンジン、ダイコンなど、3月は多くの野菜が値上がりしました。残念なことに、4月のはじめも野菜全般が高値の予想だといいます。

「3月の終わり頃から異常な高値になっています。これは天気と野菜に密接な関係があるからですね。

まず、今年は暖冬と言われましたが、暖かかったために多くの産地で生育がよく、早めに出荷されるものが多くなりました。ところが3月には低温や日照不足が続いた。さらに雨続きで収穫できないなどして、市場に出回りが少ない状況になったのです。これだけ低温や雨が続くのは珍しく、予期せぬ高値の状況ですね。

ただ4月に天気が回復したら、徐々に下がってくると思います。今は雨が続いてその影響が出ていますが、雨は恵みの雨でもあり、たくさんの野菜が出回りやすい状況になります」(秋葉社長)

春らしい天気がカギ! お買い得になる野菜は?

天気が回復すれば、値段が下がってくる野菜にはどのようなものがあるのでしょうか。

「キャベツなどは、天気がよくなれば3日くらいで下がるでしょう。いかに春らしい、よい天気が続くかですね。たまに雨が降る程度なら大丈夫です。

新ジャガも1週間程度で値下がりするでしょう。ものはあるけれど、高値になっているのは西の方の産地で雨が続いて、掘る作業ができないからです。一気に値段が安くなることもあると思います。

4月に天候が回復して、それが続くならば、第2週からハクサイ、ニンジン、レタス、ダイコン、葉物野菜など、どんどん出回るようになって値下がりするでしょう。遅れが第2週あたりから取り戻せる予想です」(秋葉社長)

値下がりが遅くなるかも?

春が旬の野菜も天気が良ければ期待できそうです。

「野菜全般よいのですが、タケノコや春フキはいいですね。特にタケノコは、今年は多くの産地で表(おもて)といって、量が多く採れる年なのです。今は雨の影響で出回りが悪くなっていますが、天気が回復すれば期待できます」(秋葉社長)

やや遅れての値下がりとなる野菜もあるといいます。

「少し時間がかかりそうなのが豆類かな。グリーンピース、インゲン、サヤエンドウ、ソラマメなど。4月後半にならないとダメかもしれません。後半には徐々に下がってくると思います」(秋葉社長)

ちなみに、人気のいちごも秋葉社長は「4月の第2週くらいから乞うご期待」と言います。春らしい空になることを願いつつ、おいしい春の野菜を楽しみましょう。

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